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窓の隙間から、栗の花の香りが細く濃く入ってきます。

街に住んでいた頃は鬱陶しいだけだった梅雨のこの季節が、
童仙房に住んでから一番好きな季節にかわりました。
やわらかい緑がしっとりと雨に濡れ、
草木の白い花々がしずくを散らしながら揺れている、
しっとりとほんとうに美しい季節です。

そして夜は蛍。

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栗の花も、蛍も、ほんの一瞬のことなんですね。
栗花落、大好きな季節が始まりました。