2008/01/14
*–家庭日記/清水宏
1938年。
筋書きは起承転結にあふれ、登場人物はどこか翳りがあって。まさにホームドラマ、それ以下でも以上でもなかった。配役がよかったな。
東京から八王子に向かうとき、くねくねとした山道をとぼとぼ歩いていく。八王子って昔はそんな山奥だったんだなあ。
2008/01/14
1938年。
筋書きは起承転結にあふれ、登場人物はどこか翳りがあって。まさにホームドラマ、それ以下でも以上でもなかった。配役がよかったな。
東京から八王子に向かうとき、くねくねとした山道をとぼとぼ歩いていく。八王子って昔はそんな山奥だったんだなあ。
2008/01/13
今日もいたずらにご執心のF。
2008/01/12
ナッツとドライフルーツたっぷりのパンが大好き。
ということで作ってみた。
皮だけぱりぱりになっちゃった、要練習です。
2008/01/12
反逆児、というタイトルにすっごく期待していたら、徳川家康の息子、信康の話だった。
あ、カラーだ!ハトは横で「白黒ならよかったのに」と言ったが、確かに中途半端なカラーだった。
戦国時代に生まれなくてよかったとつくづく思う。部屋(お城のね)が広くて感心する。建築やしきたりなど様々な様式がおもしろい。
時代劇っておもしろい。生き様にルールがあるからか。
2008/01/12
1958年、フランス映画。
光がとてもきれいだった。最初の木立のざわざわした感じ、ポロのグラウンドの白さ、夜の盛り場、部屋に鳥が侵入してうつす影、そして月、いろいろな光があった。
特に夜の遊園地の光にわくわくした。欧州の田舎の、どこかの屋敷に向かうときに並木道を通るシーンがあったりするけれど、好きな景色だなあ。最近邦画をたくさん見ているけれど、洋画の景色の方に懐かしさを覚える。
ストーリーはふーんという感じ。「あ、そろそろ終わりかな」と思ってからが長い映画だった。
2008/01/10
紫芋のスイートポテト。
2008/01/09
編み物月間その4、ハトのマフラー、木の模様付き。昔編んだのをほどいて作った。
2008/01/08
美瑛からI家が到着、大興奮の一日。
2008/01/08
1953年。
薄暗く、ぐるぐると回る画面がすごい。幻怪でおどろおどろしい中に、あでやかな感じもあった。京マチ子がすごかった!
建物の裏がすぐ琵琶湖畔で葦が生えていたりして唐突に感じるけれど、昔はあんなだったのだろうか。
昔の映画などで終演後のエンドロールがないの、好きだなぁ。
2008/01/01
あけましておめでとうございます。
チーズケーキ、ハトが食べるところにはリンゴを入れた。おいしくできてふたりで驚く。
2008/01/01
1938年、母親が生まれる前の映画ですよ。
しつこそうな按摩と、きっぱりした女って設定がよかった。話しもおもしろい。
高峰三枝子がものすごく美人だった。橋の上、傘を差して立っている像が瞼に残る。
2007/12/31
1951年、東京物語の2年前の作品。
おもしろかった。
ときどき人がいなくなった空間が写る。そこに登場人物の心情が残っているようで、ため息が出た。カメラが動いて、静止画だったことを思い出す。写らないものが、撮られている。
小技もきいていて、何度も声を出して笑ってしまう。いろいろな設定が東京物語とほとんど同じことにも、また笑った。おもしろいのだ、参った。
笠智衆、東京物語より20~30歳年下の設定。すばらしい役者だ。原節子も、何考えているかわからない人を演じさせたらそれは上手。
2007/12/30
1941年、ジョン・フォード。
小さな丸窓から、白黒の絵を覗き込んでいるようだった。
よい話し。久しぶりに、温かい涙が出そうになる。いいこといっぱい言っていた。
このまま延々と映画は続きそうなのに、急に終わった。
2007/12/23
小津作品はアキ・カウリスマキと並んで催眠効果が高い、それが前に観たときの感想だった。
それが今回で一新!すごくおもしろかったぞ。
冒頭からカメラの位置が低くて驚く!とても微妙なカットが次々と。
棒読みのような、俳優がいいなあ。声を発する前にちょっとした間がある。
団扇がぱたぱた。フィルムが回転している音まで聞こえてきそう。
すべて、説明してくれる。のんびりしているようで、けっこう展開している。
ああ、確信犯だったんだ。
「いやになっちゃうなぁ、ほんといやになっちゃう」
ああ、そういえば母も昔、こういう言い方していたような。しばらくハトに口真似して遊ぼう。
2007/12/15
すごいタイトルだ。原作は林芙美子。内容や展開も想像通り、それでもまあ楽しめる。
テンポ速くてよい。そもそも昔のフィルムは回転速いのかな?
ハトに、「原節子と宮沢りえは似ているね」、「子猫と娘のFのしぐさはそっくりだね」と言ったら、どちらも同意してくれた。杉村春子とホコイ先生が似ている、というのはハトはホコイ先生(大学のときの隣の研究室の先生)を知らないのでわからないそうだが、杉村春子はいいね、というのには賛成だそう。終始気楽だった。
ビデオにはさまれていた解説書に、成瀬巳喜男は「やるせなきお」とあだ名されていたと書いてあった。ありがたくない。
2007/12/14
へんてこな音楽で映画が始まる。白黒の横長な画面、荒野、男。ああ、わくわくするなあ。
仲代達也が出ていた。役者だ!こういうのを大粒っていうんだろう。多くの出演者がそのまま夢に出てくるような、強烈な印象。
劇場で観てたら、きっと周囲の笑い声でいっぱいだろうな。楽しめました。
2007/12/09
次から次へと「ありえない」が押し寄せて、ためらう隙なんて与えずに次々に展開していく。それでもぎりぎりのところで乗り遅れないように引っ張ってくれるからとってもスリリング、エキサイティング。
1994年作。え、そんなの前の作品?もっと新しい映画のような気がしていた。
1994年といえば、大学受験の年で、それもそのくらい昔の話しになったということなんだろう。
2007/12/06
1926年のサイレント映画です。ラルティーグの写真のような画面で、軽快なピアノ曲に、休符のような字幕、サイレント映画もたまにはいいなぁと思った。
ビデオケースの裏に筋書きが全部書いてある。全部ですよ、全部。
たしかに筋書きは字幕でちゃちゃっと済ませる感じで、ほとんどが細部の描写だった。芸が細かく、そして過激で久しぶりにお腹が痛くなるくらい笑った。
バスター・キートンは走るのがすごく速かった。みんなおしゃれしていてよかった。
2007/09/25
この映画も何度観たことだろう。
といっても映像の雰囲気と、音楽以外はすぐ忘れるから何度でも楽しめる。
浅葱色と、朱色と、白色のグラデーション。
乾いた空気の光の感じ、描けたらいいなあと思う。
日が暮れることとか、ハイウェイとか、どうしてさびしいのだろう。
空気が乾いていて、どこまでも澄んでいて、この世界は大きくて、途方もない、そこに立っているときの、自分自身がちりぢりになる感覚。
映像と音楽の糸は、そういう感覚を震わすことができるのだ。
2007/09/24
オスカー・ワイルドの戯曲、「サロメ」、その映画。
男娼の館の地下、ワイルドの目の前で館の皆によってサロメが演じられる。合わせ鏡の中をのぞきこんでいるような設定がおもしろさを何倍にもしていた。
出だしがよかったな。
洋館に馬車が近づいていき、その周りで花火を持った子供たちが走り回っている。
映画が始まるよ、始まったよ、という気分が盛り上がる。
あれ、サロメじゃないんじゃないの?と思うんだけれど、観ていくとわかるのだ。
劇の出だしもよかった。豪華で、妖艶で、残酷で。こういうのは思いっきりやってほしい。
サロメ、私だったら男の人に演じてもらうな、と思った。戯曲を読んだときに、「サロメの踊り」ってのはいったいどんななんだろうと思っていたのでちょっと残念だった。
いろんなことがもっと極端でもよいなあ。
いろんな監督に撮ってほしい映画、ピーター・グリーナウェイのサロメなんて、観たいなあ。