2006/10/06
**-太陽を盗んだ男/長谷川和彦
昨日見た「太陽を盗んだ男」がとてもおもしろく、今日は何回もハト(夫)と「おもしろかったねぇ」と相槌をうちあった。そしておもしろかったところを列挙しあった。
とにかく徹底的につくりこんであるところがよいと思った。沢田健二がどうしても死なないところとか、菅原文太警部もなかなか死なないところとか。そしてようやく死んだ死体の手のかたちとか、お金を屋上から振り撒く警官とか、つくり話としてとてもよい!という箇所が随所にあった。
それに、「原爆をつくったけれど、何を要求すればいいのかわからないんだ」というところや、警部が最後に「君が殺したいのは君だけだ」というところなど、つくり話を越える現実があり、そういうくさびがさらに夢中にさせた。ああこれはおもしろい映画を観たなぁとしばらく余韻が続いた。