2007/01/22
***ドレッサー/ピーター・イェーツ
1983年、イギリスの映画。ドレッサーとは劇団を率いる老俳優(サー)の付き人のこと。
こ、こ、こ、これはすごかった。
基本的にストーリーも登場人物もめちゃくちゃなんだけれど、老俳優のいばりちらす姿と萎縮する姿、ドレッサーの何かをかくまおうと大きくなったり小さくなったりする姿、そんなのでどんどんひきつけられていく。
ほとんどが薄暗くごちゃごちゃとした楽屋の中で行われているということ、そして裏には大きな舞台がある、という設定も、象徴的でよかった。
老俳優(アルバート・フィニー)にぐぐぐぐっと引きつけられる。舞台の上での演技もすごい。
ドレッサー(トム・コートニー)のくねくねとした動きもよかった。とにかく俳優陣がよかった。
いろんなことがつまっていて、何が正しいのかがわからなくなった。