2007/01/06
*–フリーダ/ジュリー・テイモア
昔建築を勉強していたころに、メキシコにフリーダ・カーロの家を見に行ったことがある。そこで彼女の作品を知った。ビデオ屋をふらふらしていると「フリーダ」の文字が飛び込んできて、なつかしいなと思い手に取る。
最初からがちゃがちゃとしたせわしない映像だな、と思う。うーん、もっとどっしりと撮ってほしかったな。英語だし。赤い色合いもきれいだったけれど、私が感じたのとはちょっと違った。私には極彩色なんだけれど、どこかパステル調で、それが余計どぎつく感じられた。
それでも、あの「カーロとリベラの家」(ふたつの家が細い橋でつながれている)の構造がどうしてああなのか、とか、コルセットを付けた彼女の作品の背景である痛みなど、ああそうだったんだ、と思いながら観た。